砂漠みたいな熱さ

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午後2時すぎ。外に出ると、異様なぱわーで陽の光がふりそそいでいました。地磁気によって維持された厚い大気のおかげで、太陽風に直接さらされず、地球は生命をハグくむ星になった*1、と聞いたあとだけに、もしかして、最近、大気圏が、薄くなってきているんじゃない?、と、ちょっと不安になります。それにしても、西宮で、こういうカラカラ砂漠っぽい熱さ(といっても砂漠に行ったことないですが(^^;))って、あまり記憶にありません。

トマシーナ

トマシーナ (創元推理文庫)

トマシーナ (創元推理文庫)

♂ネコだと思ってトーマスという名前をつけたら、じつは♀ネコだとわかって、トーマスを無理やり女性形にしてトマシーナになった、という最初のくだりからして、ひらめきいっぱいのものがたり。
かといって、けっして、かるい話ではなく、重苦しいテーマをあつかっています。それでも、このひとの作品は、なぜかいつも安心して読み進められる気がするんですよね。今回、トマシーナを読んでいて、そのわけが、ちょっとわかったような気がしました。ギャリコが、ヒトにしろ、ネコにしろ、人形にしろ、たましいのある存在すべてに抱いていた強い信頼感(「かみさまはどこにでもいる」)が、いまも文章をとおして伝わってきている!。
それにしても、このひとの、話の組み立てのうまさは、まさに「天性」と呼ぶべきもの。なかでも、この「トマシーナ」は、あとがきに、「本書は彼の数多くの傑作の中の傑作」とあるとおり、最後のどんでん返しまで、よく練られていて(ちょっと、練りすぎ感がないとは言えませんが...)、いちどしか映像化されていない(1967年公開の「トマシーナの三つの生命」)のが不思議なくらいです。
そんなわけで、しばらく、わたしの本棚のいちばんいい席をとりそうなこの本。ネコ好きでも、そうじゃなくても、ぜひ、いちど手に取ってみてください。

実家に行ってきました

8月10日から14日まで、前橋の実家に帰っていました。
まずは、近所の小さな中華食堂、姑娘(くうにゃんと読みます)さんの中華丼。
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帰ったら、たいてい1度は、これをくうニャン(≧▽≦)。ということで、わたしの中では、すべての中華丼の基準になっています。
つづいて、一族のお寺に行き、むかえぼんのお参り。
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両親が六地蔵のまえで、手をあわせているあいだ、わたしの関心は、いけがきのあいだで遊んでいる、真っ白なうこっけいのほうにいってしまっていました。
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最後に、めったに食べない冷やし中華(前に、いつ食べたか思い出せません。10年ぶりくらい?)を、南苑さんでいただいて、あっという間に、お盆の里帰りも終了です。

ぴーまん定食

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西宮市の中心部にむかって、いないち(国道171号線)が、急に、南に向きを変えるところに、中くらいの大きさの中華料理のお店があります。よる9時近くになって、きょうは疲れたから、もうつくるのはやめとこ、と思ったとき、わたしがほっかのカウンターで、う~~んとうならずに済むのは、そこに、永峰さんがあるおかげです(よる11時半まで営業、月曜除く)。今日も、そんな日でした。写真の、ぴーまん定食以外にも、やさい炒め、まーぼどーふ、なす、はっぽーさい、しょうが焼き・・・、と、定食は、いつでも、どれでも670円(^^)/。レジで、ありがとう、と言われると、いえいえこちらこそ、と言ってしまいそうになります。

南風が描いた夏

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おひるごはんが、ちょっと遅くなってしまったので、せぶんいれぶんで、サンドイチ(さいきん、3度に1度はこれなので、ちいさい「ツ」は省略)でもいいか、と思って、自転車を走らせていたら、みぎめの視界のかたすみに、Cafe NAUPU の文字が見えた。そうだ、サンドイチなら、ここにもある!、と、熱風でなにも考えられなくなっていたわたしは、パブロフのねこのような条件反射で、路肩に自転車をとめ、気がついたらもう、窓辺の席にすわっていた(^^ゞ。さて、トマトとすきやきのサンドイチも、もちろん当たりだったけど、いちばんの当たりは、この、窓ごしの通りの景色。もーね、モネみたい。この、ひょうめんが波うってるガラスほしいなあ。

きりんのやさいじゅーす

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ふつうのスーパーで売っている野菜じゅーすのなかでは、これがいちばん野菜っぽい。したがって、あじはほかよりキツめ。そのかわり、カロリーはダントツに低い。どうも、あじをまろやかにすると、野菜おんりーのじゅーすでも、果物と野菜が50/50のやつと、かわらないカロリーになってしまうらしい。かごめさんとか、いとうえんさんとかのがそう。それにしても、これ、こーぷで買うと、かんさいすーぱーより、なぜ30円も高いんだろう(-"-)。

じゅたいこくち

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ルネサンスの絵のなかでも、とくにお気に入りの一枚。レオナルドの旅のおわりが、あのモナリザだとすると、これははじまりのころの絵?。このみずみずしさにふれると、歩きだした瞬間こそが、その旅のはいらいとなのかもって思います。