関学まで散歩

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クリスマス・イブだからというわけでもありませんが、久しぶりに関学まで歩いてきました。高等部のわきを歩いていると、まだ若い楓の木が冬の斜光線の力を借りて、冬枯れ前の深紅のもみじを誇らしげに輝かせているところに出くわしました。こんな小さな風景でもどこか雄大さを感じますね。やっぱり自然の営みって素晴らしい。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番ホ長調作品109


Beethoven: Sonata No. 30 Op. 109 - I / Glenn Gould
さきに紹介したブラームスの間奏曲を聴いてから、この曲を聴くと、
ブラームスが、ベートーヴェンに強い影響を受けていることがわかると思います。
そして、ここにあるのも「諦観」・・・。
グールドは自分の好きな曲はあまり録音しようとしなかったようですが、
このベートーヴェンと、さきのブラームスはきっと例外なんでしょう。
ピアノがひとりで歌っているようです。

ブラームス:間奏曲ロ短調作品119-1


Brahms: Intermezzo op. 119 n.1 (Glenn Gould)
ブラームス最後の間奏曲集の第1曲。
クララ・シューマンは、この曲を評して
「灰色の真珠、曇ってはいるが、大切なもの」
と言ったと伝えられていますが、
わたしの頭に浮かんだのは、松尾芭蕉
「旅に病んで、夢は枯野を駆け巡る」
という俳句。
まるで、消える間際のローソクの炎の、
ほのかな明るさの中を覗き込んでいるようです。
明るい冬枯れの日に、ぜひ聞いてみてください。

冬晴れ

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また冬が来た。透明な空気、この光の感じ。
いろいろなものが、光の中で、「わたしキレイでしょ」って言ってる。
だから、「そうだね、キレイだよ」って言いながらシャッターを切る。

アクロイド殺し

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

読者が一人称の語り手に感情移入して読まないとプロットが活きない作品だと思うのですが、そうした場合でも、犯行の手口の謎解きと犯人の意外性というところだけに読者の関心がとどまればいいですが、動機の納得性というところまで深く考えられてしまうと、それが読者自身のことになるうえに、語り手の人格描写に必然的に厚みが出せない構造なので、結局、最初のアイデアが成功しているのか、失敗しているのかよくわからなくなってきます。なので、とりあえず、わたしとしては「オリエント急行殺人事件」のほうが好きだというくらいにしておきます。

マリネは何にでも合う(気がする)

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先週、近くのフレンチに立ち寄ったとき、前菜のマリネが美味しかったので、さっそく、ふだんめったに買わないセロリとパプリカを買い込んできてマリネにして、いろいろなものに和えてみました。するめのから揚げ、炙りサンマのお刺身、それから、写真は、味の素の冷凍餃子!。ぜんぶ美味で、びっくり。たまたま、チョイスがよかっただけかもしれませんが、マリネって、かなり幅広い食材に合うというのは確かだという気がします。

想い出ごはん

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昔、実家の母が時間がないときによく作ってくれた「炒り卵と紅生姜かけごはん」。でも最近は、実家に帰ったときに、私が「あの頃は、よく、炒り卵と紅生姜をごはんに載せて、お昼を済ませてたよね」なんて言っても、まったく作る気配がありません。なので、今日は自分で再現してみました。炒り卵は、事前に電子レンジでつくり、つぎに油で軽く炒めたレタスと和えて、ごはんに載せ、最後に、お好み焼き用の刻み紅生姜を振りかけて完成(^^)/。ちなみに、実家のオリジナルではレタスは入っていませんが、残りもののレタスをどうしても消費したくて加えちゃいました。